バーテンダーになるには?

現役バーテンダー(アルバイト)がバーテンダーになる方法、カクテルの作り方やレシピ、バイトの求人募集や 資格と協会、漫画、接客サービス、スクール情報や「フレア」も幅広く解説。コラムも書いてます

カウンターの酒

 バーテンダーは華々しいイメージがありませんか?女の子にもてる、かっこいい、憧れる・・・

 というように思いませんか?


 確かに華々しくなければ商売になりません。

 重厚な扉を開けると薄暗い雰囲気のある空間が目の前に広がり、バーカウンターでは優しい白熱灯がぽつんと灯されており、その後ろのバックバーでは沢山のお酒がきれいに並べられ、照明によって不思議な色を見せてくれる様子はそこで働いているバーテンダーも際立たせています。

 その中でバーテンダーが優雅に振舞い、美しい女性のお客様をクールに接客している様子を想像したりします。

 ですので外見はそう見えてしまうのは仕方がありません。

 私もいつの頃からかこのようなイメージがありました。





 現実はどうでしょうか。



 私の現在のイメージではきつい、長時間労働、立ち仕事、安月給、休みが少ない、先行きがみえない、暗い・・・というように思います。


 暗いというのは(大変失礼しました)職人気質が強い方が多く、無口な方がいるということです。

  もちろんそれはそれぞれの意見がありますし感じ方があります。心の持ちようでもあります。



 世間には沢山のバーがあり、飲み屋があり、様々な形態の飲食店があります。そのなかで店を維持してさらに売り上げをあげ続けるというのは非常に難しいのです。

 特に個人が経営している小さなバーは大変です。飲食店(だけではないですが)はお店を立ち上げてから10年間倒産せずに存続できるのはほんの10%ほどだ言われています。


 このような背景があるのでスタッフであるバーテンダーの待遇も悪くなるのは仕方がありません。
 自分の待遇を良くしようと思えばまずは売りあげ、利益を上げるしかないのです。
 バーテンダーの協会や、資格や学校で学んでも売り上げが悪かったら意味がありません。
 バーテンダー業務もビジネスであると常に意識しなければなりません。

 ここで問題なのはバーテンダーはまだしも飲食店スタッフは個々の能力を評価するのは難しいということです。
 例えばプロ野球選手のように打率やホームランが明らかに数字に出てくるものではないからです。
 店長ならば数字がそのまま評価に反映されるでしょう。バーテンダーはまだしもと書きましたが、これはお客様がそのバーテンダーが居るから来たということが「なんとなく」わかるからです。しかしそれが直接給料として評価されるかはわかりません。

 
 厳しい上司や先輩が多いのも事実です。

 年配の方は上下関係に厳しい傾向があり、若い方はライバル心や負けん気が強くカウンターに立たせてくれなかったり、上手く扱ってくれない場合があります。
 私がホテルで働いていた時の上司の一人に年配の方がいました。その方の話では今でも先輩に出会うと直立不動だと言っていました。もちろんこのような傾向は徐々になくなってきているようです。
 若者の場合はカウンター業務をなかなかやらせてくれなかった事がしばしばありました。
 みんなカウンターをやりたいからこそバーテンダーという職業を選択しているのです。
 また、ホール(フロアー)のポジションよりもやりやすくクリエイティブで面白くやりがいを感じるからです。そういう事もあってカウンターのポジションをやる人が上司の場合が多いのです。

 バーテンダーも水商売と言われるようにすぐに辞める方、突然来なくなる方が多いのも実情です。
 ここではあまり詳しく話しませんが私の短い経験でも今まで何人も突然来なくなった人を見てきました。
 バーテンダーはいくつものお店を点々とする傾向があります。いろんなお店で腕を、待遇を上げて行くのです。
 そこからバーテン(バー転)と言われるとも聞いた事があります。

 また、何か問題がある方やギャンブルが好きな方が多いように感じます。
 メディアで紹介された有名なバーテンダーや本・漫画に出てくるような人物は少数かもしれません。
 

 生活のサイクルも普通ではありません。もちろん夜の仕事なので昼間は寝ています。昼間に用事があったら辛いです。

 もし結婚を考えるなら夫婦や子供と過ごす時間はなかなか合わなくなってしまいます。恋人ができてもなかなか時間が合わないこともあります。そうすると同じ生活サイクルの人と交際するようにもなるかもわかりません。実際にお客様や従業員同士での恋愛は多かったように思います。

  バーテンダーも本当に好きではできない職業の一つです。昨日来店したお客様は以前はバーを経営していたそうですがうまくいかず潰れてしまったようです。今は違う仕事をしているようです。
  潰れたバーもたくさん見てきました。こういう私も以前少し勤めていたお店の近くまで来たので立ち寄ってみると改装工事が行われていました。


 私が続けている理由はやはり接客が好きだからです。

 少し否定的な方向へ行きかけてしまいましたがどんな仕事でも嫌なことの1つや2つはあります。
 あとは運ですか。人によって合う人、合わない人、合うお店、合わないお店があります。
 勤務するお店(会社)の大小、形態にもよります。
 仕事は人間関係が一番難しいと言われます。それはここでも同じですね。
 私は今は楽しく働いていますが今まではほとんど合わなかったです。私自身にも問題があったでしょう。
 もちろん楽しくプライドを持って働いている方もたくさん知っています。

  
 ということなので初めてバーで働く方もすぐにはやめず2,3ヶ月は粘って下さい。
 そこを辞めて新しい職場を渡り歩いても良いでしょう。
 いつかきっとあなたに合ったお店、人に巡りあうでしょう。

 バーテンダーの実情について参考になる外部リンクです。 2ちゃんねる掲示板

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