カクテルを作る時に頭に入れて欲しいのが完成したカクテルのアルコール度数です。ショートカクテルなら強い、ロングカクテルなら弱いと大体は判別できますが
もっと細かく計算したい場面が出てくるからです。
それにショートカクテルの場合でもグラスホッパーなどアルコールが低いものもあるからです。
特にオリジナルカクテルやアレンジしたカクテルを作る場合、色や味、デコレーション、
グラスの選別だけでなくこのお客様はお酒が強いか強くないか?とアルコール度数も考えます。
これも重要なポイントだと思います。
せっかくうまくできたカクテルもアルコールが強すぎて飲んでくれなかったら申し訳ないです。
逆にお酒が好きな方には強烈なカクテルを提供したいです。
そのためにまずは絶対不可欠なのがボトルごとにお酒の度数をすべて把握する必要があります。
そしてできたらボトルの原価(値段)も大体でいいので把握しておきたいですね。
例えばこんな場面が良く有ります。
オーソドックスなカクテルを濃い目に作って欲しいといわれた場合はみなさんどうされますか?
スクリュードライバーの例
ウォッカのオレンジジュース割りの簡単なカクテルですが濃い目に作る場合はどうしますか?
お店で通常のカクテルに使うウォッカは大抵決まっていると思います。
スミノフあたりが主流でしょうか。アルコール度数は40度ですね。
これを通常の2倍入れるとけっこうきついと思うのです。
オレンジジュースの味がかなり薄まってしまうからです。ではどうしましょう?
1、氷の量を減らす
2、アルコールの高いウォッカに変える、又は追加する
1の場合だと完成したカクテルは結局アルコール度数が高く感じられませんね。
2が一番良いと思います。しかし、それなら値段も変わるじゃないかと言われそうです。
もちろん料金も高くなるのは当然でしょう。
アルコール度数が96度のウォッカ、スピリタスは1本1000円ぐらいです。
それを少しぐらいいじゃないかと思ったりもしますがその辺りは皆さんの判断がそれぞれあると思います。
他にも私はこの方法で対応しています。
やはりできるだけベストな状態で要望に応えていきたいです。
■アルコール度数の計算方法の例
ホワイトレディー
レシピ
ジン1/2 ホワイトキュラソー1/4 レモンジュース1/4
シェークしてカクテルグラスへ注ぐ
ジン1/2×40%=20%
+
ホワイトキュラソー1/4×40%=10%
+
レモンジュース1/4×0%=0%
=30%
という結果になります。これはシェークしますので氷が溶けて薄くなります。
ですので30%弱と考えたら良いでしょう。
ここで問題ですがこんな場合はみなさんどうしますか?
あまりカクテルがわからない年配の女性がホワイトレディーを薄めで作って欲しいと言っています。
どのように対応しますか?
色んな対応があると思います。
1、できない事を説明する(その後、違うカクテルを勧めるなど対応する)
2、オンザロックにする(御客様の了承を得て)
3、ジン、ホワイトキュラソーのアルコール度数が低い銘柄を使う
4、普通か3の方法で作り、グラスに氷を1つ浮かべる
私はこれぐらいしか思いつきません。
これは実際に私が体験した問題です。
私は4を選択しました。理由は御客様があえてホワイトレディーを指定しているので、
違うカクテルを勧めるのも気が引けましたし、ロックグラスは使いたくなかったからです。
これが正解かどうかはわかりません。

