今でもそうですが人間の味覚については悩んでいます。人によって違うのでどのような形で提供するのか悩ましいのです。
カクテルブックでも「えっこんなの旨いの?」というようなカクテルは多くありませんか?
たとえば「レッドバイキング」
あまり有名ではありませんが1958年 ブリュッセル カクテル Expo 第1位の受賞作品です。
レシピはアクアビット、マラスキーノ、ライムジュースを同じ比率でシェイクしてカクテルグラスで提供する物です。(またはロックグラス)
一度も注文を受けたことはありません。
ある日の営業終了後に、同僚と話している時に調度このカクテルの話題になったので、試しに一回だけ作ってみました。
予想通りクセが強すぎで私には合いませんでした。飲めませんでした。
しかし、コンクールで優勝したぐらいですので外国人には、当時の人には旨いのでしょうか。
また海外旅行にいった(南国のどこか)先輩がいまして、帰国した時に「何かバーで飲みましたか」と質問しました。
先輩はマルガリータを飲んですごく酸っぱかったと言っていました。
ということは現地人にはこれが美味いのでしょうか。
最近私は外国人が多く来店するお店で働いているのですがこの「味覚の違い」には毎日驚かされます。
基本的には濃い味を好むようです。
アルコールは高めが良いみたいです。
この前は外国人の方がせっかくバランタイン17年をオンザロックで飲んでいたのに途中からクランベリージュースを入れてくれと要求してきました。
さすがに焦りましたがいっぱい注いであげましたよ。
他の記事にも少し書きましたが同僚のナイジェリア人の女性がギネスビールに牛乳を入れて飲んでいました。
日本の若者はほんと古典的なカクテル(例えばホワイトレディーなど)を飲まないように感じますがどうでしょうか?
女の子は甘ったるいものを好むようです。しかもショートカクテルはダメなようです。
その前にバー自体から離れています。料金も安くはありませんし、日本の経済・社会状況もあるので仕方がありません。
バーではメニューもあり、レシピもほとんど決まっているのでこのような話しはほとんど心配する必要はありません。
しかし、御客様の要求やオリジナルカクテルの場合、お店のメニュー作りや経営上で、
このような違いや好みにはもちろん柔軟に対応していかなければなりません。
そこがバーテンダーの腕の見せ所でもあり楽しい所でもあります。

