■チェイサー(chaser)とは?追撃者の意味。
ウイスキーなどの強いお酒をストレートやオンザロックで飲んだ後に追いかけて飲む水、
又は清涼飲料のことです。
通常は水が用いられますが、ソーダ、ビールなどを好む人もいます。
現在、日本の飲食店・バーでは「チェイサー=お水」というようになっています。
確かにチェイサーをオーダーする場合はほとんどがお水なのでこれで通してしまって良いと思います。
他のドリンクをチェイサーにする場合はビールならビールと言いますし。
たまにバーテンダーがわざわざ「チェイサーはお水でよろしいでしょうか。」とお客様に尋ねるようですが、常連様でもないお客様にこのように尋ねるのは失礼に当たる様に思います。
それぐらい「チェイサー=お水」という図式は日本では浸透していると思っています。
■チェイサーの効果、経済効果
チェイサーは高いアルコールの刺激で鈍くなった舌をリフレッシュさせ、
お酒を新鮮な味わいで飲む事ができます。また、酔いを醒ましてくれます。
おいしく、安全に強いお酒を飲む手助けをしてくれます。
バーでチェイサーとしてお水(お冷)が出されたら良心的だと感じます。
当たり前のように出してくれるお店もあればこちらが頼まないと出してくれないお店がありますが、
よっぽど忙しいお店で座席の確保が困難になるという状況でない限り、出してあげるほうが経済効果は高いと思います。
というのはチェイサーのお陰でお酒が飲みやすくなり、好感が持たれ、
また何か頼まないとイケないというようにお客様が感じ、お代わりが出ると思うのです。
こちらとしてもお代わりを促し易いです。日本では水道水の原価はただ同然です。
逆にチェイサーであるお水(お冷)を出してしまったためにお客様が、
「お水があるからもういいよ」と言い一杯だけしかオーダーせずに長居する場合もあります。
私としては座席・テーブルが空いているなら、混雑が予想されなければ構わないと思います。
確かに腹が立ちますが誰もいないよりは他のお客様が入り安いし、
そのお客様自身にも好感が持たれ、リピーターになってくれる可能性があると思うからです。
この辺りでもホスピタリティーの精神を持ち続けたほうが良いと思います。
これは日本だからこそできることかもわかりません。
海外ですと水道水は飲めませんので市販のミネラルウォーターになってしまうからです。
こうなるとお金を取らざるを得なくなってくるでしょう。
また、海外では日本ほどチェイサーという言葉を使いません。
チェイサーがほしい場合はお水ならお水、ビールならビールという傾向にあるようです。
これは水道水の関係とお酒の飲み方、捉え方が違うからでしょうか。
■私のチェイサーの思い出
バーで勤務するようになってからチェイサーと言う言葉をたびたび耳にするようになりました。
チェイサーはお水とばかり思っていましたが、ある日(どういった経緯か忘れましたが)、
上司にチェイサーはお水だけではないと教えられ衝撃を受けた事を覚えています。
しかし、お水以外のチェイサーを見る事はなかなかありませんでした。
それからそんな事は忘れ、私は違うバーで働いていました。
そこではチェイサーはお水というように決まっていました。
ある時、後輩に突然質問されました。
「チェイサーとはどういう意味ですか?」
「なぜお水の事をチェイサーというのですか?」
私は当時、正社員でいっぱしのバーテン気取りだったのにも関わらず、答えられず恥ずかしい思いをしたのです。懐かしい想い出です。

