バーテンダーになるには?

現役バーテンダー(アルバイト)がバーテンダーになる方法、カクテルの作り方やレシピ、バイトの求人募集や 資格と協会、漫画、接客サービス、スクール情報や「フレア」も幅広く解説。コラムも書いてます

  バーの酒  お酒は古くから我々人類のコミニケーションの手段や祭事には欠かせない飲料として利用されています。
   しかし、お酒とはそもそも何なのでしょうか?
 そんな事はわざわざ考える必要はないかもしれませんが考察してみましょう。


 ■アルコール飲料とは?

   アルコール飲料とは日本の酒税法ではアルコール分(エチルアルコール(エタノール))を
 1%以上含む「飲料」と定義されています。
 「酒類」や単に「(お)酒」、またソフトドリンクに対して
 ハードドリンク(ハードリカー)とも呼ばれます。

 アルコール飲料の製造および販売は、日本を含む多くの国において、
 法律(日本では酒税法や未成年者飲酒禁止法)により制限されています。
 おもしろい例で、本来江戸時代にはアルコール飲料であったみりんは、
 現在は「調味料」としてのみ使用されるため(飲料ではないため)
 アルコールが1%以上入っているにも関わらずお酒とは扱われず、酒税も免除されています。
 もちろん1%未満の飲料はアルコールが入っていてもアルコール飲料として扱われません。


   ■日本のアルコール度数の定義

 日本のアルコール度数の定義も酒税法で決まっています。

   セッシ15度の時に酒に含まれるエチルアルコールの容量の比率を「度」「%」で表すということです。
 「度」と「%」が使われていますが同じ意味になります。
 どちらを使うかは各メーカーが決めているます。

 ウイスキーの場合、アメリカやイギリスでは「Proof(プルーフ)」というアルコール度数の表示方法を使っていますが、日本に輸入されているウィスキーはほとんど日本語表記のラベルが貼られており「度」か「%」で表示されています。

 また日本酒にはアルコール度数とは別に、「日本酒度」という尺度もあります。
 「日本酒度」とは酒に含まれる糖分の量の指数で、糖分が少なく比重が水より軽いと
 指数はプラスになり、逆に糖分が多く、比重が水より重いとマイナスになります。
 つまりプラスの数値が高いほど糖分が少ないので辛口になるというわけです。

 ワインの場合はアルコール度数「15%未満」など、曖昧に書かれていることが多いです。
 これはワインは他の酒と異なり水やアルコールを加えて度数の調整をしないのでアルコール分はその年のブドウの糖度などで変わるため、ワインは酒税法で度数の未満表示が認められているのです。
 ビールはメーカー側が「%」を使用しています。


 ■アメリカ合衆国、イギリスでウィスキーのアルコール表示方法

 先程も少し述べましたがアメリカとイギリスではウィスキーは
 「Proof(プルーフ)」という単位が使用されています。
 ややこしいですがアメリカとイギリスは同じ単位でも度数が違います。

   ・アメリカのProofは2分の1で「度(%)」。100Proofは50度(%)

 ・イギリスのProofは1,75分の1で「度(%)」。100Proofは約57度(%)


 ■なぜProof(プルーフ)という単位が使われだしたのか?

 比重計などの計器がなかった時代に、アルコール濃度がちょうどよいことを
 証明(Proof)するために、火薬と等量混ぜて火をつけ、
 燃える状態によって判断したところから始まったと言われています。


 ■お酒の危険性について

 お酒はご存知のように飲み過ぎはいけません。
 一般的に体重60〜70Kgの人が1時間に処理できる純アルコール量は
 9〜12ミリリットルといわれています。
 ウィスキーならシングル一杯、ビールなら小瓶、
 ワインなら1杯弱を処理するのに約1時間かかる計算になりますので、ゆっくり飲むのが安全です。

 もちろん「一気飲み」は危険なのでやめましょう。
 急性アルコール中毒の原因となり、生命に関わります。

 特に日本人は遺伝的にアルコールの解毒能力が弱く、急性アルコール中毒になりやすい人が多く、
 約45%程の人が弱い人、約5%の人は体質的に一切アルコール類を受け付けないと言われています。遺伝はどうしようもないので無理やり飲ませては絶対にいけません。

 この問題は「セクシャルハラスメント」が日本で一般的に用いられるようになって以降
 「アルコールハラスメント」と言う語が1990年代から用いられるようになりました。
 しかし、まだまだ広く認知されてはいないようです。
 やはりお酒の席では正常な思考ができなくなってしまうのでしょう。
 また、お店側も飲んでくれるほうが売り上げが上がりますので
 全面的に禁止と言う事はやっていません。

 1980年代から1990年代にかけて大学生などの一気飲みが急性アルコール中毒死の
 原因として注目され、社会問題として取り沙汰されるようになると大学生の遺族らによる
 呼び掛けによって、社会運動のキーワードとしてこの語は広がりを見せています。
 しかし一気飲みは根強く残っているのが現状ですし、この語 事態もそこまでメジャーではありません。


 ■アルコールハラスメントとは?

 あまり聞きなれない、使わない言葉ですがこれは社会問題です。
 アルコールハラスメント(通称アルハラ)とは、

 ・飲酒の強要
 ・一気飲ませ
 ・意図的な酔いつぶし
 ・飲めない人への配慮を欠くこと
 ・酔ったうえでの迷惑行為

 ようするにお酒の席での迷惑行為です。
 この問題に関する日本の代表的な組織である、特定非営利活動法人アルコール薬物全国市民協会(ASK)は、アルコールハラスメントを上記の5つに規定しています。


 ■日本以外でも似たようなお酒の習慣・文化

   韓国においては、ウイスキーをビールで割って作った酒、
 またそれを飲ませる「爆弾酒(ポクタンジュ)」という慣習があります。

 ビールの中にウイスキーを入れた小さなグラスを落として作り、
 これを通常は一気に飲み干さなければならないのです。

   特に上司や先輩など目上の人が作って飲ませる場合には、一気に飲み干さなければならないという
 儒教秩序による上下関係と注がれた酒は飲むのがマナーであるという習慣から生まれた飲酒文化でしょう。

 他には私の経験では東南アジアの国ラオスでも韓国と同じような習慣がありました。
 当時たまたま訪れた町(村)がお祭りでふとしたきっかけで参加することになりました。
 参加といっても何人かで知り合いや親族の家庭を回っていくだけでした。
 そのときに確実にお酒を振舞われるのです。お酒は日本酒に似ており、米から作った醸造酒でした。
 しかし、人間には限界があるのでみんな飲む振りをしてさっと隠れて中身を捨てていました。
 それを隣で見ていたのですがみんな演技が上手くて笑ってしまいました。
 もちろん私もそれを見習って演技をしました。


 お酒は楽しく飲むべきですね。急性アルコール中毒で亡くなってしまったら悔やみきれません。
 もちろんお酒を提供する側は気をつけなければなりません。
 バーテンダーはもちろん、お店のスタッフはお客様の状況をしっかり見ていなければなりません。
 飲む側ももう無理だと思ったら思い切って断りましょう。
 また、周りの方もフォローし合わなければなりませんね。


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