
■フレアーバーテンダー(FLAIR BARTENDER)とは?
ボトルを投げたり回したり、お酒に火を付けたりするパフォーマンスでお客を楽しませるフレア・バーテンディングを行うバーテンダーのこと。
フレア(FLAIR)とは英語でアピールや自己表現といった意味があります。
下の動画はYOU TUBEからです。
実際にフレアーバーテンダーが音楽に合わせて実演しています。
これでだいたいどんな感じかはわかるでしょう。
他にもYOU TUBEなどの動画サイトで沢山あります。参考にしてください。
■フレアーバーテンダーの起源
1949年、米サンフランシスコのバーテンダー、
ジェリー・トーマスが「ブルー・ブレイザー」というカクテルで火の付いたスコッチとお湯を
二つのマグカップで行き来させ、青い炎が流れる様子を見せたのが始まりという。
これがカクテルブックにも載っている1番古いフレアスタイルのカクテルです。
酒場ではお客とのコミニケーションの1つとしてもっと古くからこのようなパフォーマンス的なこと
が自然と行われていたと思いますが確かな文献が残っていません。
私としては1849年という数字に注目したいです。
今から約150年前というのは意外に新しいと感じる方がいるかもわかりませんがカクテルの歴史と比べるとかなり古いと思います。
カクテルの歴史についてはまた詳しく記事にしますが、
「カクテル(COCKTAIL)」という言葉は1750年頃から使われだしたそうです。
代表的な古いカクテルを例に挙げるとカクテルの王様「マティーニ(MARTINI)」の原型である
「ジン・アンド・イット(GIN・AND・IT)」
(常温のジンに常温のヴェルモットを1対1の割合で注ぎ、ステアして完成。
イットはITALIANのIT。)は1850年ぐらいに飲まれていたようなので、
ブルーブレイザーとほぼ同時期に当たりますね。
また、現在のようなカクテルが飲まれだしたのが製氷機が発明された1875年前後です。
さらにバー(酒場)の歴史と比較するとこれも早いと感じます。
現在のバーのような形態になったのが1800年頃なので
フレアーの起源はかなり早い時期からあったと言えそうですね。
■フレアーの歴史と発展
フレアーはかなり古くから行われてきたと述べましたが
更なる発展を遂げたのはここ2,30年のことです。
その火付け役になったのはご存知1988年公開、
トム・クルーズ主演の映画「カクテル」でしょう。
しかしそれより20年ほど遡って、
1970年代にアメリカのフロリダ州でマイク・ワーナー氏がボトルを投げたり、
グラスを縦に重ねてカクテルを注ぐパフォーマンスで人気者でした。
彼は仲間と「ショーテンダーズ」というバーコンサルタント会社を立ち上げて、
お店の開発、メニュー立案やメーカーとの共同開発を手がけています。
それから現在に至るまで酒の種類の増加・カクテルのバリエーションの増加・
フレアーバーテンダーの組織の確立・アメリカ、イギリスを中心とした大会の充実・
フレアを行うお店(バー)の増加により技術の向上と共に発展してきました。
今では世界中に数千人のフレアーバーテンダーは存在します。
ちなみにトム・クルーズの指導者はアメリカのT.G.Iフライデーズのジョン・バーンディー氏です。
さらにフレアーバーテンダーが進化したショーバーテンダー(SHOW BARTENDER)というのも現れてきました。
中でもアメリカのラスベガスでは1流のショーバーテンダーが集結しています。
■ショーバーテンダー(SHOW BARTENDER)とは?
結婚式などの祭典で大掛かりなカクテル・パフォーマンスを行うフレアーバーテンダーのこと。
一定のお店(バー)で勤務しないで専門の職業としている方もいます。
日本人も活躍しておりかなり好評のようです。
日本のバーもある程度飽和状態になっていることもあり新しいバーテンダーの形として今後益々活躍の場が広がるでしょう。
通常のバーで勤務するバーテンダーももちろんフレアーの技術があった方がいいとは思います。
しかし本来のテンダー(TENDER)が意味する「相談役」というホスピタリティーの精神は忘れてはいけないと思います。私は地味な性格ですが簡単なテーブルマジックぐらいは覚えたいですね。
・フレアーバーテンダーのいるお店・HP・ブログ
☆フレアとBARとバーテンダー☆
■フレアーバーテンダー協会
1997年にアメリカ人のアラン・メイズ氏とリス氏の2人によって
FBA(Flair Bartender’s Association)が発足。
現在は53カ国3000名以上のバーテンダーが会員となっています。
98年に国際団体のFBAが発足、同時期に様々な世界大会が立ち上がり、一種の競技として確立し始めました。
FBA JAPAN 日本フレア・バーテンダーズ協会
■お奨めのフレア関連の書籍
日本を代表するフレアーバーテンダー執筆のカクテルブック。
内容はニューウェーブと言われる斬新なカクテル、シューターの紹介が中心ですがフレアーの技術についても書かれています。
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